「なあ若松、あいつは止めとき」
「は?」
「お父さん心配やねん、お前にはもっといい子がおるで?」
「何言ってるんすかキャプテン。てか頭撫でるの止めて下さい!」

今吉さんに「お父さん」って言わせたかっただけ。


嫌いだ、と若松は呟く。
傲岸不遜、自己中心的。
バスケの才は確かに認める。だがあの性格も、人を見下した態度も、何もかも気に食わない。
畜生、と怒鳴って、青峰の背を睨むことしか若松にはできなかった。

青←若 嫉妬とか憧れとかもうぐちゃぐちゃになった感情で見てるといい


「ふつーに笑うんじゃん、アイツ」
「へ?」
「なんでもねーよ」
「あああ、す、すみませんすみません!」

「おー怖っ」
「? どうしたんすか、キャプテン」
「何でもあらへんよ」

青→若 若松さんは今吉さんになついてたらいいな!


珍しくも、不貞腐れた子どものような顔をするから。
可愛いとこもあるじゃん、とか思ってしまった。

若視点。

(091028)



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